スニーカーは
日本語に訳すと、
背後から忍び寄る人。
1980年代にボートの競技用靴として生まれたのが
スニーカーの始まりと言われていますが、
その名称が一般的になったのは1917年頃のこと。
靴底のかたい革靴が主流だった当時、
あるアメリカのシューズメーカーがゴム底の靴を発売し、
音を立てずに歩ける静かな靴であることを、
「Sneaker」というキャッチコピーで表現したのが
語源と言われています。
もっと古くから世に出ていれば、
日本の忍者はスニーカーを愛用していたかもしれません。
ハイヒールの
生みの親は、
うんちです。
いまでは考えられない話ですが、
17世紀のパリは下水道がまったく整備されておらず、
街中に人間の排泄物が散らばっていたそうです。
当時、スカートの長いドレスを好んでいた女性たちは
どうやってスカートの裾や靴底を
汚さずに街を歩くかを考えました。
そして辿り着いた答えは、靴の底自体を上げ、
かつ、地面につくヒールの面積を減らすことでした。
今では女性の必須アイテムともいえるハイヒール。
その誕生には、水に流したい背景があったのです。
大きめの靴を
履かせることは、
子どもの足を
臭くすること。
子どもの足は身体のなかでも成長が早いと言われています。
そのため、「多分、大きい靴のほうがいい」と
考える方も多いようですが、これは大きな間違い。
サイズが合っていないと靴のなかで足が動いてしまい、
歩き方まで悪くなるなど様々な弊害をもたらします。
また、足の滑りをなくそうと発汗が促され、
雑菌が繁殖し、悪臭の原因となってしまうのです。
子どもの未来を想うなら、子どもの現在に合わせてあげる。
それが、足にも鼻にもやさしい靴選びです。
ボウリング場の
貸靴は、
今日もちゃんとダサい。
1970年代、日本で空前のボウリングブームが起きました。
プロボウラーの試合はテレビ中継され、
ボウリングウェアは最先端ファッションとして支持されました。
しかし、その影響で問題となったのが、貸靴の盗難です。
頭を抱えたボウリング場は、ある策を講じました。
それは、野暮ったいデザインと奇抜な色使いにすること。
履くにはためらう靴にすることで犯罪に歯止めをかけ、
それが現在にまで続いているのです。
あえてカッコ悪くする。その大胆なアイデアに、脱帽です。
子どもの数は、
減っている。
子ども靴の売上は、
増えている。
少子化が進む日本ですが、
子ども靴の売上は婦人靴や紳士靴より伸びている、
というデータがあります。
その理由のひとつは、靴に対する親の関心の高まり。
現在の30~50代はスニーカーの進化とともに育ってきた世代のため、
自分の子どもにも「高機能のスニーカーを履かせてあげたい」
「我が子の足を守りたい」と考える傾向が強いそうです。
子ども靴の売上が増えているのは、
子どもへの愛が増えているから。
そう考えると、この国の未来はとっても明るく感じます。
シンデレラに、
文書改ざん容疑が
かけられています。
たくさんの女性が憧れる童話、シンデレラ。
ガラスの靴をきっかけに王子様と結ばれる物語ですが、
実は履いていたのは毛皮の靴だったという説があります。
元々、この童話は古くから
伝わる民話を作家が作品化したもの。
その過程で、リスの毛皮を意味する「vair(ヴェール)」が
ガラスの「verre(ヴェール)」に誤訳されたと言われているのです。
しかも、それは意図的だったのでは?という声も。
確かに毛皮のままだったら、
これほどの名作にはならなかった気がしますね。